増田 ひなた

高校時代に『アプリ甲子園2022』で、優勝・総務大臣賞、Cygames賞、DeNA賞受賞。その実績を生かして国立大学への進学もされました。
増田先生が中学生の時にプログラミングを始め、結果を出せた理由に迫ります。
N Code Laboでは明るいキャラクターを生かし、小中学生を中心に指導しています。
『アプリ甲子園2022』で、優勝・総務大臣賞、Cygames賞、DeNA賞受賞!
女子ならではの発想が決め手に!
増田さんといえばアプリ甲子園2022で活躍されましたが、プログラミングを始めたきっかけを教えてください。
増田:中学2年生の夏休みにプログラミングのイベントに参加したのがきっかけです。両親ができないことをできるようになりたいと思い、プログラミングを始めました。最初はHTMLを勉強して部活のホームページを作りました。
結構ハードなところから始めたのですね。
増田:今思うとそうですね。中学生の頃は緩く続けていて、本格的に取り組んだのは高校生の時、未踏ジュニアに選ばれてからでした。それからアプリ甲子園への出場もとんとん拍子で決まりました。
ヘルスケアアプリ「Sanitas」を作成したんですよね?
増田:そうです。デザイン作成ツールを使ってアイデアを出していく中で、ヘルスケアアプリを作ってみたいと思うようになりました。
工夫した点を教えてください。
増田:運動量や歩数がポイントとして表示されるようになっていて、そのポイントが友達にも共有されるようにしました。楽しさと競争意識が出て、ダイエットや健康維持のモチベーションにつなげることが目的です。
ダイエットアプリという発想もですが、友達と一緒にやるというのも女性ならではの着眼点ですね。
増田:友達と話していてダイエットが続かないという悩みを持っている人が多く、何か良い方法はないかと考えていました。画面も一目で友達とのポイント差が分かるように工夫しています。
見た目も可愛いですよね。ちなみに「Sanitas」ってどういう意味でしょうか?
増田:スペイン語で「健康」という意味です。「Sanitas」内では、友達が4人以上いるとダイエットが続きやすい傾向があるので、友達同士でやってみてほしいです。
開発する中で苦労した点を教えてください。
増田:未踏ジュニアの中間合宿(2022年7月)でアプリの試運転を予定していたのですが、アプリが上手く作動しませんでした。アプリ甲子園は、その年の11月だったので、合宿が終わった後は夏休み返上でアプリの手直しをし、1日16時間くらい作業をしていました。
やるってなると、とことんやるタイプですね。
増田:講堂を借りてプレゼンの練習を1週間くらいやりました。ステージ上を歩きながら喋る練習もしていたけど、本番前のリハーサルでカメラから外れちゃうので歩かないでと言われてしまいました(笑)。本番ではずっとお世話になったメンターさんを見ながらプレゼンしたら、あまり緊張せずにできました。


コンテストでの実績を生かして大学進学!
習い事の中でプログラミングだけが続いた理由
増田さんは今年から大学生ですね。
増田:はい、総合型選抜だったので、未踏ジュニアやアプリ甲子園で頑張ってきたことをアピールしました。私の高校から総合型選抜で国立大学には初めてだったらしくて、担任の先生に合格の連絡をした時は大喜びでした。
一芸が秀でていることで希望通りの進学もできたんですね。
増田:そうですね。担任の先生からも、勉強だけじゃなく他のことでも生きていけるのは良いことだから、(プログラミングのスキルは)大事にした方がいいよってアドバイスをもらいました。
ちなみに勉強は得意でしたか?
増田:全然得意ではなかったです。
プログラミング以外にも習い事はしていましたか?
増田:いろいろやっていたんですが、どれも長続きしませんでした。目に見えて結果が出るまで時間がかかりすぎたり、才能がなかったりで、辞めてしまいました。プログラミングはアプリ甲子園という目標があって、そこで結果が出たこともあるし、簡単なコードであれば始めた日から書いて動かすことができるので、ショートステップで成果がわかりやすいという点もよかったです。


N Code Labo講師としての意気込み
プログラミングを続ける理由
プログラミングを勉強していく中で分からないことが出てきた時はどのように解決していましたか?
増田:最初の頃、非同期処理が苦手で、メンターさんに教えてもらってできるようになった経験があります。もちろん自分でも調べますが、それでも分からないことはあるので、教えてくれる人の存在は重要だと思います。
プログラミングの場合、解説の言語は大体英語が多いですね。
増田:そうですね。翻訳すれば良いですけど、不自然な日本語になって結局どういうこと?ってなることもあります。
プログラミングの好きな点を教えてください。
増田:できたことが手にとって分かるというか、自分が書いたものが思い通りに動くのがすごく好きで面白いなと思っています。プログラミングって正解がないので、ある目的を達成するにはさまざまなコードの書き方があって、そのどれをやっても良いというか。型にはまらないところが好きな部分です。
今プログラミングを勉強している子たちにアドバイスはありますか?
増田:私の場合はひとりで勉強していてもできなかったので、人に聞くしかないと思っていました。だからもし独学で困っている人がいたらプログラミングスクールに通うのがいいと思います。
N Code Laboのおすすめポイントを教えてください。
増田:他のスクールと比べて内容が本格的で、生徒さんも真剣に取り組んでいるので、本気でプログラミングをやりたい方にはぜひおすすめしたいです。
増田さんはどんな指導者になりたいですか?
増田:教える側は、自分が知っていることを生徒も知っていると思いがちなので気を付けていきたいです。そのために生徒のことをしっかり見て、ちゃんとわかっているのか何を考えているのか理解しながら指導をしていきたいです。私自身初めからプログラミングに才能があったわけじゃないので、生徒の目線に立った指導ができると思います。
プログラミングのモチベーションを維持するにはどうするのが良いと思いますか?
増田:「こういうアプリが作りたい」「こういうゲームが作りたい」の目標を持つことだと思います。コードを写して勉強しているだけでは飽きてしまい続かないと思うので、できるだけ早くやりたいことのイメージを持つのが大事です。
では最後に、N Code Laboを検討している方にメッセージをお願いします。
増田:世の中にはいろんなサービスがあって、今はそれを使う人ですが、作る側になったら視点が広がって世の中の見え方が変わってくると思うので、ぜひN Code Laboで楽しくやってみましょう!