髙津 悠樹

髙津悠樹

N高等学校時代からNPO法人を立ち上げ、プログラミングの技術を活かし現在までに数々の企業でその手腕を発揮してきました。写真は趣味の域にとどまらず、プロカメラマンとしても活動している。異色の経歴を活かし、N Code LaboではSwiftのエキスパートとして多くの生徒を指導中です。

サッカー少年からプログラミング少年へ
数学は苦手でも大丈夫

プログラミングを始めたきっかけは何ですか?

髙津:小学6年生の時に、まだ出て間もなかったマインクラフトをやったのが最初です。

まだ日本では流行っていない頃ですよね。

髙津:そうですね。今でこそメジャーですが当時、同級生は誰もやっていなかったです。もともと他の人と違うことをするのが好きだったこともあり、マインクラフトの中で拡張機能(※1)を作りたくて勉強を始めたのが最初のプログラミングです。

髙津先生といえばSwiftのエキスパートですが、Swiftはいつ頃始められたのですか?

髙津:中学1年の頃からです。母にプログラミングスクールに連れて行ってもらったのが最初です。今20歳なので、7年間やっています。SwiftはMacやiPhoneでしか使えない言語なので、特別感を感じますね。

プログラミングを始める前はどんな子どもでしたか?

髙津:ずっとサッカー少年でした。幼稚園の頃から本格的にサッカーをやっていたのですが、10歳の時に交通事故に遭い完治まで2年くらいかかりました。復帰しても周りの子についていけず、サッカーを諦めて家でゲームをするようになり、そこでマインクラフトに出会いました。

世間のイメージでは、プログラミングには英語と数学が重要のイメージがありますが、英数は得意でしたか?

髙津:英語は普通でしたが、数学は苦手でした。でもそれによってプログラミングで苦労したとかはないですね。逆に三角関数など難しい問題はプログラミングを使って解いていたので、むしろプログラミングのおかげで数学の単位が取れたと思っています。

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高校時代に自身の会社を設立
多趣味な一面も

髙津先生はご自身で起業もされていますね。

髙津:はい。高校2年生の時に養護施設の児童にプログラミングを教えるNPO法人を設立しました。養護施設にパソコンを寄付する人はいますが、職員が教えられずそれを生かしきれていないと聞いて、自分でやってみようと思いました。

すごい行動力ですね。髙津先生は他にもさまざま企業で仕事をされていますよね

髙津:はい、プログラミング関連ならプリンター製造販売会社で、API(※2)を使用するためにPythonのライブラリを作り直したことがあります。大きな企業で、システムを刷新する必要がありました。前任者もすでにいない中で作業を進めるのは大変でした。
ほかにも起業の経験を生かして、N高の起業部サポーターとしても活動しています。

多忙な髙津先生ですが、N Code Laboの講師を続けている原動力は何ですか?

髙津:シンプルに生徒たちと関わるのが楽しいです。生徒の立場で考えると、急に担当講師がいなくなったら寂しいと思うし、同僚の講師も個性的な方が多くて話も合います。

髙津先生は趣味も多く持ってらっしゃいますね

髙津:ポーカー、ボードゲーム、ダーツ、写真、ドライブが好きです。写真に関しては趣味が高じて、イベントカメラマンをしたり、知り合いの子の七五三を撮影してあげたりしています。
ラーメンが好きなので、箱根や群馬、千葉へドライブもしています。運転している間は他の電子機器を触れないので、いいデジタルデトックスになっています。

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プログラミングを通じて視野を広げよう

髙津先生が思うプログラミングの良さとは?

髙津:世の中の見方が変わるところです。機器は当たり前に動いているので、日常生活の中で動く原理を考えることが少ないと思います。スマートフォンやタブレットは「魔法の板」みたいな感覚があるのではないかと僕は思っています。
でもプログラミングを学ぶことによって、「魔法の板」は、さまざまな技術によって動いていることが分かり、その気付きが大切であると考えます。

N Code Laboの講師として生徒に教える時、気を付けていることはありますか?

髙津:教えるべきところはしっかり教えますが、生徒自身で考えさせることを重視しています。例えば、教材に載っているコードの一部を隠して穴埋め問題を解いてもらうとかです。
他には「スマホのカメラ機能はこういうコードで作れるんだよ」など身近な場所で使われているサービスと絡めて紹介して、小さな発見があるようにもしています。

生徒さんも楽しそうですね。

髙津:講師ではありますが、何でも話せるお兄さんのような存在でもありたいと思っています。壁にぶつかった時も、その子の苦手なところばかりやらせるのではなく、好きなことを通じて乗り越えられるよう工夫しています。アイデアが出なくて困っている子には、プログラミングを使ってどんなことができるのかを見せてあげて、アイデアが出やすいようにサポートしています。

生徒の中にはコンテストに出場する方もいますね。

髙津:そうですね。そういう方のサポートもできるのは、N Code Laboの強みだと思います。

これからプログラミングを始める方にアドバイスをお願いします。

髙津:プログラミングを学ぶと視野が広がります。僕の場合、会社運営をするのにも生きています。プログラミングを学ぶことは自分の武器にもなるし、やり始めると楽しくて、熱中すると思います。興味のある方は、ぜひ一度体験授業にきてほしいと思います。

(※1)マインクラフトでは拡張機能として各種プログラムを自作することにより、自動でゲームキャラクターを動かし、採掘を行ったり建物の建造をしたりすることもできる。

(※2)アプリケーション・プログラミング・インターフェース。アプリのプログラム同士を繋げ、機能やデータの共有を可能にすること。新たなアプリを作るときに従来のシステムを使い回すことにより、開発が大幅に楽になるなどの目的で活用されている。

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