「AIアシスタント常駐型」ブラウザが新登場! ChatGPT Atlasを使ってみよう!!

ChatGPTを開発しているOpenAI社より、「AIアシスタント常駐型」ブラウザが新登場!本記事ではChrome/Safariとの違いを整理し、具体活用例付きで解説致します。
Chrome/SafariとAtlasの違い:ブラウザにAIが常駐することにより、何が変わるのか?
大きな違いは、情報の意味づけをブラウザ一枚で完結する点です。従来型のブラウザでは以下の流れで調べ物をしていました。
検索キーワードを入力する→検索結果に一致したサイトの一覧が表示される→自分でサイトにアクセスし、知りたい情報を得る。
従来型ブラウザに対しAI常駐型のブラウザは以下の流れとなります。
検索キーワードを入力する→検索結果を要約した文章を表示する→詳細を知りたければ情報提供元にアクセスをする
検索キーワードに対しての答えを要約してくれるため、学習効率を飛躍的に高めてくれる点が優れています。
| 比較ポイント | Atlas | Chrome/Safari |
|---|---|---|
| 情報整理 | ページ右に常設サイドバーあり。内容の根拠/用語を簡単に要約可能。引用候補も提示。 | 拡張機能はあるが使い方を覚える必要あり。都度コピペが必要になりやすい。 |
| 文脈の継続 | ブラウザメモリにより「前回の疑問」や「弱点」前提で説明を更新。復習が速い。 | 履歴は残るが、学習文脈として自動参照は基本なし。 |
| 自動化 | (有料版のみ)エージェントが「調べる→比較→箇条書きまとめ」まで自動で実行。 | 標準で自動化は限定的。拡張機能を導入する必要あり |
| コード学習 | GitHubやドキュメントを開いたまま「この関数を簡単に説明してください」「代替案の実装例を提示してください」などの指示が即時で出せる。 | 別タブでChatGPTを開いてコピペする必要があり、文脈断絶が起きやすい。 |
| 検索UI | 要約した内容に加えて重要点を解説してくれる。必要に応じて詳細な内容が記載されたリンクへ遷移する要約先行なUI | 検索した内容に関係のあるリンクを一覧で出力。要約は別サービスに依存している。 |
Atlasの機能紹介
Atlasの特徴的な機能をご紹介します。まず初めに紹介する機能はChatGPTサイドバーが常駐している点です。
「N Code Labo」というキーワードで調べ、弊社のHPにアクセスした場合を例にご紹介します。
Atlasでは右側にサイドバーがあり、WEBページに滞在したままChatGPTに相談をすることが出来ます。以下画像の様に、ページの要約を依頼することが出来ます。今までChatGPTを別ブラウザで利用していた方は、この機能だけでも十分Atlasを利用する理由になると思います。
また、Atlasで訪問をしたWebサイトの情報をAIが記憶し、その後の対話に活用する機能が備わっています。使えば使うほど自分の手に馴染むブラウザになる可能性を秘めている点もAtlasの大きな魅力です。
取り扱いには十分注意が必要な機能ですが、エージェントモードというブラウザをAIに操作してもらう機能があります。
以下画像はAIに体験授業のページを見つけ、直近の土曜日の午後に体験授業の申し込みを依頼した例です。TOPページから体験授業のページに遷移することが出来、体験授業の申し込みをすることが出来ています。
※エージェント機能を動かすために、ログインIDとパスワードをプロンプトに含めるという様な使い方はしない様に注意してください。

利用上の注意点
- メモリ機能は任意設定です。必要に応じてオン/オフを切り替えましょう。
- 学校の課題でレポートやプログラムを生成した場合は、内容を確認し、自分の言葉で再構成する意識を持ちましょう。引用元がある場合、必ず出典を明記しましょう。
- エージェントを使用する際は必ず誤った操作がされていないか確認をしましょう。エージェントを使用して何かしらの不正をしてしまった場合、実行者の責任となります。
まとめ
OpenAIのCEOであるサム・アルトマンは、Atlasのコアコンセプトを以下の様に発言しています。
ブラウザのタブ機能は素晴らしかったが、それ以降のブラウザイノベーションはほとんどない。URLバーと検索ボックスが前時代のアナログだったように、『チャット体験』が次世代のインターネット利用のアナログになる
Atlasは、既に完成された技術だと思われていたブラウザに一石を投じるためにリリースされたブラウザです。ブラウザを単なる道具から課題を解決してくれるパートナーに引き上げる狙いもあるでしょう。
セキュリティ・プライバシー面で多くの議論が生まれそうなブラウザですが、危なそうだから触らないという姿勢は非常に勿体無いです。最新技術に興味を持ち、積極的に活用していきましょう!
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