ChatGPT・Google Gemini・Claudeのような生成AIの登場により、一昔前では人間しか出来なかった「コードを書くという行為」が「機械でも代替出来る行為」になりつつあります。
エンジニア目線でも、生成AIは驚くほど便利でありプログラムを書くために必要な学習コストが劇的に下がっていると感じます。
この様な状況になっているにも関わらず、プログラミングを学べる講座の人気は年々高まっており、プログラミングが出来る人材の年収もどんどん高まっています。
本記事では生成AI時代にプログラミングを学ぶ意義についてまとめます。

プログラミングを学ぶことで世界を広げることが出来る

生成AIはプログラミングに限らず、さまざま事を教えてくれます。下の画像は、ChatGPTに「美味しいインドカレーの作り方」を聞いた結果です。作り方をすぐ教えてくれます。

ですが同じ作り方でも、自分が作ったカレーとプロのシェフが作るカレーとでは大きな違いが出ると思います。この違いはなぜ起こるのでしょうか？理由は経験とアドリブ力に差があるからです
例えば炒めるという工程一つをとっても、プロと一般の方の間には大きなスキルの差が生じてしまいます。プロの料理人は毎日厨房に立ち、素材に合わせた適切な炒め方を経験しながら身につけているため、経験の浅い一般の方と大きな差が生まれてしまうのです。
プログラミングの世界も料理の世界と近しく、同じレシピでもプロが作ったサービスと一般の方が作ったサービスとでは大きな差が生じます。生成AI時代には、同じレシピでも人より優れた成果物を作り出す経験とアドリブ力が評価されるのです。

プログラミングを学ぶ事で分からないを減らす

プログラミングを学ぶ事で専門用語を理解することが出来、より深く理解する事が出来ます。以下の画像は先ほど生成AIに聞いた「美味しいインドカレーの作り方」の、材料部分の回答です。

クミンシード・ターメリック・コリアンダーパウダー・ガラムマサラ・チリパウダーと沢山のスパイスを教えてくれていますが、普段料理をしない私からすると「どんな味がするスパイスなのだろうか？」「どうすれば手に入るのだろうか？」という疑問がつきません。この様に、せっかく生成AIが回答を出してくれても、肝心の回答を受け取る側の知識が足りていないとかえって混乱を生んでしまうのです。
プログラミングを学ぶ事で、生成AIが出力する専門用語を理解する事が出来ます。生成AIの性能が上がり、生成する回答の質が上がれば上がるほど、受け取る側の人間側には多くの前提知識が求められます。分からない事を減らすために、プログラミングを学ぶことは非常に重要です。

プログラミングを学ぶ事で生成AIに仕事をさせる事が出来る

プログラミングについての知識が乏しいと、何を作れば良いか？どう作れば良いか？の方針も含めてAIに頼りっぱなしになってしまいます。この様な状態は、AIを使っているというよりもAIに使われているという状態と呼んだ方が適切ではないでしょうか？
「AIを使う側に回るぞ!手始めに、お金を稼げるサービスの作り方を教えてください!!」と質問しても、AIはお金を稼げるサービスをの作り方を教えてはくれません。理由は、以下です。

• AIに質問をする事で作れるサービスは誰でも真似できるため、稼ぎづらい
• 誰からどうやってお金を稼ぐべきか？が不明瞭なため、お金を払う側をイメージ出来ていない。
• サービスを動かす為に必要なコストに見合う売り上げが立つかどうかが怪しい

AIに指示を出す場合は、具体的な内容にしなければいけません。具体的な指示を出すためにはビジネスマーケットに対する深い理解と、人々が抱える課題をプログラミングで解決する発想力が重要となります。
生成AIのおかげでプログラミングに対するハードルがぐっと下がった今は大きなチャンスです。自分だけが持つオリジナルアイデアを形にするために、プログラミングを学びましょう!!